ダメハメハ大王の明察 24
ひとは こどもをうみそだてるために生きているのではない
マンションを買いローンを返済するために生きているのではない
ましてや 社会に貢献するために生きているのではない
ひとは なにかをするために生きているのではない
ひとは なんのためにでもなく まず生きていて
それから なにかをするはめになるのだ
こどもをうむのも マンションを買うのも
なにかして社会に貢献するのも
みんな それをするはめになって するのである
はめにならなければ しなくてもよいのである
さて このはめというものは やっかいなもので
いったん はめになると はめをはずすわけにはいかない
はめにならずにいることは なかなか貴重なことなのだ