横浜・港南台  36

「かのじょは おやのうちをでて

 港南台に ひとりすむ

 おやもと はなれた そのわけは

 じつは これこれ こうなんだい」

 

「すると かのじょの けっこんは

 まだ しばらくは ないわけか

 したしくしていた あのおとこ

 かれとの かんけい どうなんだい?」

 

「わかれたわけでは ないけれど

 ほかに おとこが できたのだ

 おとこができた いきさつは

 じつは これこれ こうなんだい」

 

ほほう なるほど そうなのか

ひとのはなしに 気をとられ

洋光台で降りるのを

わすれて 乗り越す 港南台